経営学科
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豊かな暮らしを実現するために、多様な課題の戦略的解決を目指す学問

 急激な環境変化と市場における激しい競争を特徴とする現代社会において、経営学とは、個人が組織での活躍を通じて社会に貢献するための「知識」と「発想法」を提供する学問です。限られた資源や時間などを有効活用しながら、組織目的を効果的に達成するために、この「知識」と「発想法」が不可欠となります。環境分析を通じて方針を決定し、道なき道を切り拓き、自らの構想を具現化する「総合的実践力」がますます重要となっています。この力の基礎となる「知識」と「発想法」の修得を目指す皆さんを、経営学科は応援します。

教育方法の特色

  1. 現実を見つめ、「何故か」を考え、その答えを学生自身に発見させる講義
  2. 多様な事例を用いて、発見力、思考力、分析力、創造力、表現力を鍛える演習
  3. 個性を活かした能力を育むため、少人数クラスによる演習を全ての学期に開設
  4. 教室で学んだ知識の応用?実践能力を修得させる現場体験
  5. 人材育成に応じた3つの履修モデル(?市場と戦略??人間と協働??会計と財務?)の設定

学科のディプロマ?ポリシー(学位授与方針)

  1. 市場はもとより、多様な環境の変化に適応するだけでなく、自らが戦略的に変革を目指し、実践できる人材
  2. 組織と個人の関わり合いや、組織における複雑な人間関係の問題に焦点をあてながら?多人数の協働を確立し、維持?発展できる人材
  3. 会計データを読み、資金の調達や運用に関わる財務上の問題を見出し?それに関する解決策を提示できる人材

学科のカリキュラム?ポリシー(教育課程の編成?実施方針)

 ディプロマ?ポリシーで示された各々の人材を育成するための履修モデルを作成し、それらに基づき科目を配置する。すなわち、

  1. 市場はもとより、多様な環境の変化に適応するだけでなく、自らが戦略的に変革を目指し、実践できる人材を育成するための履修モデルに基づき科目を配置する。
  2. 組織と個人の関わり合いや、組織における複雑な人間関係の問題に焦点をあてながら?多人数の協働を確立し、維持?発展できる人材を育成するための履修モデルに基づき科目を配置する。
  3. 会計データを読み、資金の調達や運用に関わる財務上の問題を見出し?それに関する解決策を提示できる人材を育成するための履修モデルに基づき科目を配置する。

育成する人材像

 経営学科は、現代が組織社会であることを踏まえ、21世紀の課題である地球環境問題を視野に入れ、自然環境を含むさまざまな環境と経営のあり方を明らかにし、人間と資金の問題に重点を置いた経営戦略上の課題解決能力を身に付けさせます。

<育成する人材像>
 環境からのさまざまな要請に応えるために、企業を中心とした組織の経営戦略上の課題を解明し、問題を解決するプロフェッショナル

人材育成モデル

(1)育成する能力と人材

 我々が生きている人間世界を「個人」を基点にして階層的に理解すると、「個人-組織-市場-文化-自然環境」となる。経営(Management)とは、この階層構造のなかで「組織が効果的かつ効率的に組織の資源を使用しながら組織目標を達成するように運営されること」を意味する。そこで「経営学科」は、まず学生がこの「階層構造」と「個人と組織を取り巻く市場?文化?自然という階層環境の諸変化」を的確に認識できる能力を根本的に修得し、さらに次に掲げるような能力に秀でた人材づくりを目指す。

「市場と戦略」
 企業をはじめとする様々な組織を存続?発展させる経営戦略を策定できる能力
「人間と協働」
 個人と組織が発展するために、個人が組織と革新的にしてかつ効果的に協働できるように導くリーダーシップの能力
「会計と財務」
 組織の会計データを読み、資金の調達や運用に関わる財務上の問題を見出し、それに関する解決策を提示できる能力。

 経営学科で学ぶ学生は、少なくともこれらの能力の一つを修得した人材であることを目指す。

人材育成に応じた履修科目の例示

3つの履修モデルに対応する科目の編成については?科目編成表?を参照。
※ DP1~DP4は、ディプロマ?ポリシーの4項目に対応しています。
 また、履修モデルごとに科目名が色分けされています。

(2)各学年の到達目標

1年次 マネジメントへの誘い(知的好奇心の高揚)
   現代社会における出来事や人間協働の仕組みの面白さを見出し、経営や会計への関心を抱く
2年次 マネジメント理論の習得(思考力、分析力の養成)
   専門科目の基礎知識や理論を学び、それが現実の社会でどのような意味を持っているかを思考する
3年次 マネジメント理論の応用(応用力、経験の修得)
   修めた理論を踏まえ、具体的な経営現象の観察を通して、問題発見力および解決力を身につける
4年次 マネジメントの綜合的実践(構想の具体化)
   自分の進路を見つけ、そこで求められる実践的な能力を磨き、その成果を卒業論文などにまとめる


 上記の能力を最終的に習得した人材になるためには、学生諸君は学年ごとに次のような努力が要求される。

 1年次(知的好奇心の高揚)
 現代社会における組織?市場?文化などの環境変化や人間協働の仕組みの面白さを見出し、経営や会計や戦略への関心を抱く。

 2年次(基礎理論の徹底学習)
 専門科目の基礎知識や理論を学び、それが現実社会でいかなる意味を持っているかを理解する。

 3年次(理論の応用と体験的学習)
 様々な形態の組織に直接参加するか、或いは事例学習を通して疑似現場体験などをすることにより応用力を身につける。

 4年次(変革時代のパイオニア)
 自分の進路を見つけ、そこで求められている能力を一層磨き、その成果を卒業論文としてまとめる。

(3)学生が目指す進路および教員の役割

 上記の能力を修得できた学生諸君の進路には次のようなものがある:経営者/管理者/企業家/人事?労務?マーケティング専門職/会計専門職/経営コンサルタント/公務員  等。勿論、学生諸君は大学卒業後にこれらの進路をたちどころに達成出来るとは限らないが、将来の「キャリア(人が一生の間に追求する一連の関連する職種と仕事)」として目指していけるのである。大学在学時代に学生諸君はこれらのキャリアに向けて努力を開始すべきなのである。学生諸君が将来のキャリアを目指して努力を開始する時、教員は学生の「Role Model(役割モデル?手本)」であることが望まれる。つまり教員は、学生諸君から「あの先生のようになりたい」と思われる手本的人物であることが求められる。何故ならば、身近に「Role Model」がいることが最善の教育方法であるのだ。「経営学科」とは、教員と学生が共に切磋琢磨していく所なのである。

科目授業編成表

1年次2年次3年次4年次
  • 他学科学生が履修できない経営学科の科目
      経営導入演習、経営演習Ⅰ、経営演習Ⅱ、卒業研究(経営学科)
  • ○印は必修科目の単位数、( )印は選択必修または選択科目の単位数
  • 「卒業研究科目」は、「卒業研究」(自学科?教養?ACB 4年次通年4単位)と「代替科目」(自学科の未修得基幹?展開科目の中から4単位分を4年次在学中に修得すること)との選択必修とする。
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