本学経済学科の巽 一樹(たつみ かずき)講師が、公益財団法人青森学術文化振興財団の助成を受けて実施する研究事業の一環として、12月1日(日)、リンクステーションホール青森4階中会議室で、総務省地域力創造アドバイザーの萩原 幸亮(はぎはら こうりょう)氏を講師としてお迎えし、市民の皆さんが参加した「少子高齢社会における育児政策及び地域振興政策に関するワークショップ」を開催しました。
萩原氏は地域おこし協力隊事業支援など、農林水産省や総務省の事業により、これまで30以上の自治体で、都市部の人材の地域での活躍と定着について取り組まれており、本年11月12日(火)には本学の学生向けの招待講演とミニワークショップを開催し、少子高齢社会における地域の課題解決などについてアドバイスを頂きました。
これに続き12月1日(日)に開催されたワークショップでは、本学学生のほか事前に申込みされた市民の皆さん合計約20名が参加し、下記のプログラムにより、出生及び人口移動に関する経済学的な考え方を理論的?実践的に学び、青森県の出生率改善及び人口定着のための政策について、活発なディスカッション(意見交換)を行いました。
【少子高齢社会における育児政策及び地域振興政策に関するワークショップ プログラム】
〔第1部〕 9:30~11:00
?講演:経済成長理論における育児政策の効果
(講師 足球比分_足球比分直播-球探体育経営経済学部経済学科講師 巽 一樹)
経済成長理論における育児支援政策の出生率及び地域間の人口移動に対する効果について学び、青森県を含む人口データから、人口構造の現状について知識を深めました。
〔第2部〕 11:20~12:50
?講演:地域が抱える人口減少問題及び活性化について
(講師 総務省地域力創造アドバイザー 萩原 幸亮氏)
北海道や兵庫県など30以上の自治体において「都市部」の人材がいかに地域活躍人材として定着したか、具体的な事例を通して、「地方部」の現状や想いなどの現場を踏まえた地域の課題解決について学びました。
〔第3部〕 14:00~15:00
?ワークショップ:県民で創る青森県の未来に向けた人口政策(1) ディスカッション
出生率改善や人口定着を達成するための育児政策や地域振興政策について、参加者自身で考えるワークショップを開催しました。青森県や他自治体のデータなどを参考にしながら、グループに分かれてディスカッションを行いました。
〔第4部〕 16:00~17:30
?ワークショップ:県民で創る青森県の未来に向けた人口政策(2) グループ発表
第3部でグループごとにまとめた政策案を発表して参加者全員が共有し、質疑応答を重ねてより実現可能性の高いものへと磨き上げました。また、講師によるアドバイス?フィードバックにより政策効果に対する知識を深めました。